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聖ノア通信 - 当病院の日々の出来事、ペットにまつわる色々な話をつづります -

夢遊病

「おや、また、歩き回りだしたぞ・・・」

我が家のゴールデンレトリバーのハンナは、今月で15歳の誕生日を迎える高齢犬です。

もうすっかり足腰が弱りよろよろしているのですが、それでもしばしば立ち上がっては、うろうろ部屋の中を歩き回っています。

(困ったわ・・・、どこに行けばよかったのかしら?・・・)

時々そんな顔をしてキョロキョロします。眼を見ても焦点がどことなく合わず、彼女の心は遥か遠い世界を見つめているように思われます。


「先生! うちの弟ですね、夢遊病なんですよ!」

さて、話は変わりますが、ある日猫娘がそんなことを話してくれました。

「弟はですね、寝ぼけたまま、夜中にパッと起きて来るんです。この前も急に起きたと思ったら、スタスタ洗濯機の所に行って、汚れた洗濯物が入っている籠から服を取り出してそれを着始めたんです。

そしてそのまま布団に戻ってパタンって寝ちゃったんです。
でもうちのお母さん、おもしろがって、いつも黙ってそれを見てるんです。

翌朝、弟がびっくりして、

『何! これ!』と、言うと、

『あんた、昨日、それ着て寝よったやん。』

母は、すましてるんですよ。」

おかしな家族ですが、そう言う猫娘自身も、もしかしたら夜中に起き上がって寝ぼけまなこで冷蔵庫をあさっているのではないかしら???

雪のちらつく冬の夜のしじまの中で、しかしどこかの屋根の下では、誰かがごそごそ動き回っているのかもしれません。
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