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聖ノア通信 - 当病院の日々の出来事、ペットにまつわる色々な話をつづります -

布団を干すのが・・・

「ヘヘヘ・・・、お布団を干すのが、なんだか恥ずかしくてね。」

マダムSは笑いながらそう言われました。

マダムの大事にしているビーグルのトトちゃんは11歳、慢性腎不全で去年から点滴を続けています。
毎日手押しのドッグカーに乗せて、雨の日も風の日も。

最近はフードも食べれなくなり、寝たきりになりました。でも点滴の効果で水分と電解質の補給はなんとか支持されているのでしょう、おしっこは良く出ています。

この状態をなんとか維持する為、連休中も朝だけ点滴を続ける事にしました。

「フフフ・・・、今朝もね、起きたら私、お尻にひやりと感じたからあたりを触ったら、お布団がぐしょぐしょだったんですよ。」

「えっ? 朝起きたらですか? トトちゃんと今も寝ているんですか?」

「はーい、寝てまーす。」

「それで、一緒に寝てるお布団が、オシッコされてびしょびしょになってたわけですね。」

「はい。このところ毎日されてます。フフフ・・・
 だけど、地図描いたお布団を干すのが、なんだか恥ずかしい気がしてねえ。

近所の人が、『あら、Sさんとこくさ、最近よく布団濡らしよるばい。』て、噂されそうな気がして、ハハハ・・・」

「なるほど、毎日布団を干してるとですね、ハハハ・・・」

そんな話をしているうちに、点滴も終了です。
夜になると、大きな痙攣発作が起こることも覚悟しつつ、心はドキドキしているのでしょう。それでも、

「これが、トトちゃんのオープンカーでーす。」

そんな冗談を飛ばしながら、マダムは手押し車を押して、ゆっくりと連休の街中に帰って行かれます。
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